下呂市(岐阜) 八尾山(1100.6m) 2019年11月30日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:43 駐車箇所−−11:07 斜面取付(ルートミス)−−11:20 988m峰−−11:55 八尾山−−12:09 1020m峰−−12:17 廃林道−−13:03 駐車箇所

場所岐阜県下呂市
年月日2019年11月30日 日帰り
天候
山行種類本ルートはプチ藪山ルート。柿坂峠からだと一般登山(送電線巡視路)
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無柿坂峠経由なら登山道(巡視路)あり。今回のルートは尾根上は巡視路、他は廃林道歩きがメイン
籔の有無廃林道は場所によってはススキ、灌木あり。尾根〜廃林道間は笹
危険個所の有無無し
山頂の展望樹林に覆われ展望良くない
GPSトラックログ
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コメント柿坂峠から送電線巡視路を辿るのが常道だが省力化のため柿坂峠西側から延びる林道を入れる所まで車で入り、その後は廃林道を歩いて山頂へ。このルートは1083.1m三角点峰及び988m峰を巻くことができ正直に尾根歩きするよりも楽ができる。林道は1040m峰を巻いて林道が分岐する先で大きく崩壊して車両通行不能で廃林道化しているが歩く分には問題なし。往路では真面目に読図しなかったため登る谷を間違えて巻くはずだった988m峰へ登ってしまった




柿坂峠へ通じる林道入口 柿坂峠の登山口(送電線巡視路入口)
柿坂峠西側の林道入口 林道の名称は柿本平線
車で入れる最奥までどうにか入った ここからは明らかに廃道化が進む
すぐ先で大きく崩れていた。この先は完全に廃林道化 倒木があるがまだ藪は薄い
間違えて登った沢 途中でルートミスに気付いたが登り続ける
笹が登場するが薄い 988m峰の送電鉄塔。以降は巡視路を歩く
と言っても988m峰南側は巡視路は薄い 930m鞍部から西を見る。本当はここを登る予定だった
標高1010m付近。立派な巡視路 木曾御嶽がくっきり
1020m峰 1070m峰
八尾山山頂 山頂標識
山頂北側から見た白山 帰りの1020m峰
1020m峰から西尾根を下る ここもルートミスで枝尾根を下ってしまった
もう少しで廃林道 廃林道に降り立つ
930m鞍部に至る谷 駐車箇所到着


・大阪府八尾市と同じ漢字だが「やおやま」ではなく「はちおやま」である。下呂市街地の西側に位置し、地形図を見ると山頂北側の柿坂峠を林道が越えており、そこから往復するのが一般的らしい。峠から山頂付近にかけて送電線が描かれていて、その巡視路が通っているはずなのでこれを登山道として利用しているのだろう。しかし、峠から西に下った箇所から南へ延びる林道があり、峠から山頂に至る尾根に沿って付けられているので、もし車で入れれば歩く距離を大幅にカットできる。普通車で走行できる林道なのか不明だが、この林道を歩いてでもピークをいくつか巻くことができて楽になるのは代わりがないので向かうことにした。

・柿坂峠まで普通車で上がれるのか不明だったが下呂市街地から入ってみることに。峠まで山腹を巻く区間が長い妙な道の付き方だが、林道はずっと舗装が続く。上部は落ち葉に覆われたり枯れ枝が路上に落ちていたりと車の通行が少ない様子が見られたが舗装道路が続く。柿坂峠には送電線巡視路入口があったが八尾山の案内は無かった。

・柿坂峠を越えて下っていき、ヘアピンカーブで目的の林道が登場。林道柿本平線との標識が出ており、少なくとも入口にはゲートは無かった。未舗装だが普通車で入れそうな雰囲気で入れるところまで入ってみることにした。最近、あまり車が入った形跡は無く小さな落石が転がっていたりするが、大きな落石はどかされていてまだ現役で使われている林道のようだ。路面状況は普通車でどうにかクリアできる程度でどこで車を諦めて歩こうかと考えるような道。しかし車を駐車できる場所が少なく、999.9m三角点脇を通過して1040m峰の南側で林道が分岐する地点で駐車余地を発見して歩きへ。この先は明らかに草が増えて廃林道化が始まっているように見えたが、すぐ先で林道が大きく崩壊して車両通行不能となっていて、それより先は廃林道化していたのだった。ただし歩く分には問題なし。

・計画では山頂北側の930m鞍部西側まで廃林道を歩き、930m鞍部に突き上げて山頂に立つ予定でしばし廃林道歩き。林道は緩やかに下っていき標高差約100mを下ってしまうので帰りに登り返しが必要だが、柿坂峠から歩くと1083m峰と988m峰を越える必要があることを考えれば楽なものだ。しかし930m鞍部に至る谷を見分ける必要あり。地形図をぱっとみた感じではその谷から林道は登り坂に転じるように見えたので、細かな読図をせず登りになったら斜面取り付きと判断したがこれがミスのきっかけに。林道法面の崖マークで読み取るのは難しいが林道の最低地点は988m峰西側の小さな谷で、ここも明瞭な谷地形であり間違いやすい場所だった。それと気付かず谷に取り付いた。

・谷は小さいのでほとんど水は流れておらず凍った箇所も無かった。沢の源頭を越えて土の斜面に変わると植林の中でも低い笹が登場。ここまで登ると結構な傾斜で地形図の表記とは異なりルートミスが発覚。まだ登りがあるのでおそらくこのまま登れば988m峰に出ると予想できたが、ここで下ってもこのまま登っても大差ないと判断し、そのまま進むことに。

・低い笹の中の獣道を辿って988m峰へ。てっぺんは巨大な送電鉄塔が立ち日当たりが良くて体感的に暖かくて心地いい。ここから送電線巡視路に合流したはずだが意外に道が薄く、低い笹の中にこれまでと同じ程度の獣道のような筋があるだけ。ただし笹は濃くないので道が無くても問題ないレベルだが。登ってくるはずだった930m鞍部西側を見下ろすと植林帯で笹は無いように見えた。

・1020m峰にも巨大送電鉄塔あり。ここは展望が良く木曾御嶽が見えた。ここまで来ると何故か巡視路の刈り払いが明瞭になった。巡視路はこの先は山頂に向かわず西斜面を巻いてしまうが、尾根上にも踏跡あり。相変わらず障害にならない程度の低い笹が続く。

・1070m肩を偽ピークと誤認しそうになるが、樹林を通して先に高まりが見えてちょっとがっかり。なだらかな尾根を進むと八尾山山頂に到着。山頂付近は植林ではなく落葉樹の自然林で、落葉した今の時期は日差しがたっぷりで温かい。古びた手製の山頂標識が1つあるだけで、意外とマイナーな山頂らしかった。山頂北側で樹林が開けた場所では白山が見えた。

・帰りは930m鞍部から廃林道へ下ろうかとも考えたが、地形図をよく見ると廃林道の斜面側は崖マークの連続で法面で下れない可能性があったため、1020m峰から西尾根を下ることにした。

・1020m峰の送電鉄塔から尾根に下ったが下り始めが早過ぎて枝尾根に引き込まれてしまった。でも西尾根と大差ないのでまあいいか。斜面は植林だが腰程度の高さの笹に覆われる。最後は岩が露出して笹が無い浅い谷地形を下って廃林道に出た。なお、1020m峰から西に延びる尾根末端付近は林道法面で簡単に下れる場所は少なかった。少し北側にずれれば下れる箇所あり。

・930m鞍部へ登る谷付近の廃林道はススキの藪に覆われていた。あとは往路で歩いた廃林道歩き。登りだが傾斜が緩いので気にならなかった。

 

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